老朽化設備の長寿命化対策支援

FRPで薬液漏れを食い止める

薬液漏えい恒久対策施工支援

薬液漏えいが発生した設備に対して、
その場を塞ぐだけの応急処置ではなく、再発を防ぐための恒久対策
を検討します。

FRPタンク、槽、配管、フランジ、ダクトなどから薬液漏れが発生すると、
「設備を交換するしかない」と考えられることがあります。

しかし、設備全体が広範囲に損傷していなければ、
漏えい原因と劣化範囲を確認し、
適切なFRP補修・改修を行うことで、
既存設備を生かせるケースがあります。

応急処置から恒久対策へ

「漏れている場所」だけを直しても、解決しないことがあります。

薬液漏えいでは、
実際に液が出ている位置と、
劣化や薬液浸透が始まっている位置が同じとは限りません。

漏えい箇所の表面だけにFRPを重ねると、
一時的に漏れが止まっても、
周囲や別の箇所から再び漏えいすることがあります。

そのためFRPカジでは、

なぜ漏れたのか、どこまで劣化しているのか、
どこまで健全部が残っているのか

を整理してから施工方法を考えます。

[安全性]

漏えい原因と劣化範囲を確認し、再発を防ぐ施工方法を検討
[総コスト]

設備更新・撤去・据付・配管・付帯設備・設備停止まで含めて比較
[環境負荷]

健全部を生かし、まだ使用できる設備全体を廃棄しない方法を検討


薬液が漏れたからといって、直ちに設備全体を交換するとは限りません。

更新・廃棄を決める前に、
まず漏えい原因と設備の状態を確認します。

このようなご相談に対応します

薬液漏えいが発生している

FRP槽、タンク、配管、フランジなどから
薬液のにじみや漏れが発生している。

応急処置を繰り返している

漏れるたびに上からFRPを重ねるなど、
同じ設備で補修を何度も繰り返している。

更新か補修か判断したい

新しい設備へ交換する前に、
既存設備を補修・改修して継続使用できるか確認したい。

施工方法が分からない

施工業者はいるが、
どこまで除去し、どの材料・積層構成で施工すべきか判断できない。

応急処置を繰り返すことで考えられるリスク

薬液漏えいの再発
劣化範囲の拡大
別の場所からの漏えい
設備の突発停止
周辺設備への二次被害
補修可能な時期を逃す


漏れるたびに塞ぐのではなく、
一度原因まで整理することが重要です。

FRPカジが行う恒久対策施工支援

本事業では、FRPカジ自身が施工するだけではなく、

恒久対策の方向性を立案し、
施工業者が適切な施工を行えるよう現場で指示・監督する

ことにも対応しています。

01

原因整理

漏えい位置、薬液、温度、設備構造、
過去の補修履歴などを確認します。

02

劣化範囲を確認

表面に見えている損傷だけでなく、
周辺の劣化・薬液浸透も含めて確認します。

03

恒久対策を立案

劣化部除去、材料、積層構成、
補強範囲など施工方法を整理します。

04

施工準備

必要な材料、道具、工程、
事前準備などを施工業者へ指示します。

05

現場指示・監督

施工当日は現場に立ち会い、
必要に応じて施工業者へ指示します。

薬液漏えい恒久対策施工支援の考え方

薬液漏えい恒久対策施工支援の概要

耐薬品性の高いFRPでも、劣化は起こります

FRPは使用する樹脂や強化繊維を適切に選定することで、
酸やアルカリなどに対する高い耐薬品性を持たせることができます。

そのため化学プラントでは、
タンク、槽、配管、ダクト、カバーなど
多くの設備にFRPが使用されています。

一方で、FRPであっても
長期間にわたり薬液や腐食性ガスへさらされれば、
樹脂劣化、薬液浸透、界面剥離、クラックなどが進行する可能性があります。


「FRPだから腐食しない」のではなく、
使用環境に応じた点検と適切な補修・改修が重要です。

恒久対応事例 01

硝フッ酸槽 ― 繰り返す「つぎはぎ補修」から恒久対策へ

強酸である硝フッ酸を使用する槽で、
薬液漏れが繰り返し発生していました。

漏えいが発生するたびに、
該当箇所だけへFRPを積層する
「つぎはぎ」のような応急処置が複数回行われていました。

つぎはぎ補修が繰り返された硝フッ酸槽
対応前:つぎはぎのように補修された硝フッ酸槽
FRP特殊ライニング工法による硝フッ酸槽の恒久対策
対応後:FRP特殊ライニング工法による恒久対応

恒久対策

FRPカジでは、
槽内全体に新しいFRP槽を構築する
FRP特殊ライニング工法を採用しました。

漏れている部分だけを塞ぐのではなく、
設備全体を恒久対策として再構成する考え方です。


硝フッ酸槽の劣化と補修について詳しく見る

恒久対応事例 02

苛性ソーダ槽 ― フランジ部からの薬液浸透対策

苛性ソーダ槽では、
薬液に接するFRPの強化繊維にガラス繊維を使用していたことにより、
薬液の浸透が確認された事例があります。

この事例では、
既存フランジそのものを交換するのではなく、

苛性ソーダの影響を受けにくい有機繊維を強化繊維としたFRP

によってフランジのシェル部を保護しました。

苛性ソーダの浸透が生じたFRPフランジ
対応前:苛性ソーダの浸透が生じた小型フランジ
FRPで恒久対策を行った苛性ソーダ槽フランジ
対応後:FRPで積層されたフランジ

既存設備を生かす

このように、損傷原因と使用薬液を確認することで、
設備全体を交換せず、必要な部分を適切な材料で改修できる場合があります。


苛性ソーダ貯槽改修工事を見る

設備更新では、本体以外にも費用が発生します

薬液漏えいを理由に設備全体を更新する場合、
新しい設備本体だけでなく、
周辺設備を含めた対応が必要になる場合があります。

既設設備の撤去・搬出
新設備の製作
搬入・据付
配管・ダクトの復旧
架台・ポンプ等の付帯設備
足場・重機・設備停止

恒久補修・改修によって既存設備を生かせれば、

設備更新全体で発生する総コストを抑えられる可能性があります。

ご相談から恒久対策までの流れ

1

お問い合わせ・ヒアリング

薬液漏えいの状況について、
お電話、対面、Webなどで確認します。
緊急の場合は現場確認についてもご相談ください。

2

現状確認・見積提示

設備状況や必要な支援内容を整理し、
支援費用のお見積りを提示します。

3

恒久対策案の立案

応急処置ではなく、
再発防止を前提とした施工方法を立案します。

4

施工業者・資材・工程の整理

必要に応じて施工可能な業者をご提案し、
使用材料、道具、工期、事前準備などを整理します。

5

施工立会い・監督

FRPカジが現場に立ち会い、
施工が適切に行われるよう確認し、
必要に応じて施工業者へ指示します。

6

完了確認

施工完了後、
設備を復旧し、薬液漏えいが発生しないことを確認します。

資料・関連情報

よくあるご相談

薬液漏れが発生したら設備を交換するしかありませんか?

必ずしもそうではありません。

漏えい原因、劣化範囲、健全部の状態を確認し、
補修・改修によって既存設備を継続使用できる場合があります。

応急処置を何度も繰り返しています。恒久対策できますか?

ご相談いただけます。

過去の補修箇所を含めて現状を確認し、
漏えい箇所だけではなく原因と劣化範囲を整理したうえで
恒久対策を検討します。

漏れている部分だけFRPを重ねれば直りますか?

状態によります。

劣化したFRPや薬液が浸透した部分の上へ
単純にFRPを重ねても、
十分な接着や恒久的な補修にならない場合があります。

劣化範囲を確認し、
必要な部分を除去してから再積層することが重要です。

まだ漏れていませんが、漏れそうな設備でも相談できますか?

はい。
漏えいが発生する前の段階からご相談いただけます。

変色、白化、クラック、剥離、にじみなどがある場合もご相談ください。

施工業者が決まっていなくても相談できますか?

はい。

恒久対策案を立案したうえで、
必要に応じて施工可能な業者をご提案することもできます。

現在付き合いのある施工業者を使うこともできますか?

可能です。

FRPカジが施工方法を整理し、
必要な材料、道具、工程などを施工業者へ指示し、
現場で施工を確認する形にも対応できます。

補修と設備更新ではどちらが安くなりますか?

設備状態によって異なります。

更新する場合は設備本体だけでなく、
撤去・搬出、搬入・据付、配管、ダクト、架台、
ポンプ、足場、重機、設備停止なども含めて比較する必要があります。

そのため、
設備更新全体の総コストで判断すること
が重要です。

既存設備を補修して使い続けることは環境面でも意味がありますか?

健全部を生かして設備を継続使用できれば、
設備全体の廃棄を避け、
廃棄物や新規設備製作に必要な材料を減らせる可能性があります。

薬液漏えいを「応急処置」で終わらせないために

漏えいが発生している場合はもちろん、
漏えいのおそれがある段階からご相談いただけます。

設備の種類、使用薬液、濃度、温度、
漏えい箇所、過去の補修履歴などを
分かる範囲でお伝えください。

FRPカジ 本社
0465-75-2893

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