※ 診断、検査は、JIS K7012 ガラス繊維強化プラスチック製耐食貯槽に基づいて行います。
※塩酸以外のタンクは③以降を行います。
① 天井部の硬度・膜厚診断(槽設置5年以上経過の場合及び目視・触診等により危険と判断した場合は足場を確保)
② 槽運転時液位より上の側板の硬度・膜厚診断
③ 内面、外面を目視検査/浸透探傷検査
– 割れ(クラック)、ひび割れ、剥離等の有無確認
– 目視で確認できないものについては浸透探傷によって検査する
④ 赤外線サーモグラフィによる壁面温度分布確認
⑤ 膜厚検査(設計図面と比較)
⑥ 硬度検査(③、④、⑤で劣化や損傷が認められた場合)
⑦ ブラケット交換検査(耐震補強)
– 劣化具合の確認:既存ブラケットへの目視・触診(手で触れてオーバーレイ部の浮きなどを確認)
– 数量、形状といった設計上の問題の確認等
⑧ 劣化診断の結果を記載した、検査成績書の作成と提出
⑨ 劣化や腐食が進行している箇所について、補修や内面ライニング等実施 、または部品交換
⑩ 施工結果を記載した、検査成績書の作成と提出
※FRP製貯蔵タンクの劣化診断のチラシ(pdf)はこちら。
施工例
塩酸貯槽天井内面部硬度検査