※FRP廃棄物処理事業の開始に関する記事はこちら をご覧ください。
※FRP複合容器廃棄物処理のチラシpdfはこちらからご覧ください。
軽量、高強度、高剛性といった特性を生かし、高圧タンク(一般複合容器)に適用されてきたFRP(Fiber Reinforced Plastic:繊維強化プラスチック)。長寿命であるのがFRPの特性ではありますが、それでも製品寿命を迎えれば最終的には廃棄する必要があります。
FRP は主に無機物質の強化繊維と有機物質の樹脂(高分子)を組み合わせた「複合材料」であるため、廃棄に伴う材料取り扱いに専門知識が必要です。
さらにFRP製高圧タンクにおいては、FRP 単体ではなく金属との複合体として用いられることが多く、廃棄処理する際には材料に対する知識に加え、FRP 成形体や FRP 複合成形体の構造を理解した上で、徹底的な分別を行うことが必須といえます。
当社ではFRP製品設計、製造における30年以上の経験を踏まえ、FRP高圧タンクの廃棄前処理、並びにFRPとそれ以外の材料の徹底した分別を行った上で、廃棄物処理を行う専門パートナー企業とのネットワークを活用し、FRP高圧タンクの適切な廃棄を行います。
ご依頼までのステップ
Step 1 こちらのページ よりお問い合わせください。
Step 2 廃棄予定のFRP高圧タンク(一般複合容器)に関する情報の収集を目的とした打ち合わせを実施します。
Step 3 打ち合わせの情報を踏まえ、見積り金額を提示します。
Step 4 見積りに同意いただいた後、廃棄予定のFRP高圧タンクを指定の場所にお送りいただき、廃棄処理を実施します。
※ご注意 廃棄処理を行うのは当社のため、お客様へのマニフェスト発行はございません。
FRP高圧タンク(一般複合容器)の廃棄法
外装がCFRP/炭素繊維強化プラスチックの場合
① お客様より容器内ガスを完全に抜いた状態で当社に送付
② パートナー企業において、当社監修のもと、CFRPと金属部品等の徹底した分別実施。
③ CFRPは当社監修のもと、粉砕後に適正手順を踏んで廃棄処理実施。金属部品等はリサイクル、または廃棄処理を実施。
参考価格:内装アルミニウム・外装CFRPの場合 ¥2000∼/本
外装がGFRP/ガラス繊維強化プラスチックの場合
① お客様より容器内ガスを完全に抜いた状態で当社に送付。
② 外装材質検査後に、当社工場にてGFRPと金属部品等の徹底した分別実施。
※ご注意:当該検査により外装がGFRPでない場合は別途費用が発生しますことを予めご了承ください。
③分別作業後、金属部品等はリサイクル 、または廃棄処理を実施、外装のGFRPは粉砕の上、適正手順を踏んで埋め立て廃棄。
参考価格:内装アルミニウム・外装GFRPの場合 ¥500∼/本
外装の材質が不明の場合
当社にて外装材質検査を実施の上、処理方法を検討の上、お客様にご提案。
実施例
一般複合容器解体前
↓
一般複合容器解体中
↓
一般複合容器解体後