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FRP製品を笑顔と共に

FRP複合容器廃棄処理対応(発行日:2023年2月23日 PRESS RELEASE 005rev.1)

「FRP複合容器廃棄処理対応」に関するpdf資料はこちら。

 

株式会社FRPカジはFRP廃棄物処理事業としてFRP複合容器廃棄処理に対応します。

株式会社FRPカジ(神奈川県足柄上群山北町 代表取締役:佐藤 政志 以下、「当社」)は、「FRP製品を笑顔と共に」というスローガンのもと、当社のさらなる発展に向け「The First Step Project」として「FRP廃棄物処理事業(以下、「当該事業」)を開始しております※。

 

当該事業において医療用FRP複合容器を中心に、高圧ガス容器処理について多くの問い合わせをいただいております。一般高圧ガス保安規則には、「容器の刻印等により示された年月から15年を経過したものは使用できない」と明記されており、高圧気体を保管するという使用方法故、安全の観点からも更新が必須といえます。

高圧気体向け容器の中には、金属ライナーとFRPを組み合わせた複合体(以下、FRP複合容器)があります。これらFRP複合容器の廃棄処理には金属に加え、FRPという材料に関する知見、並びにその複合体の廃棄処理方法について専門的な知見が必要です。

加えて近年は中国や東南アジア諸国といった海外での廃棄物受け取り拒否が急増しており、廃棄処理待ちのFRP複合容器がその行き先を失っている状況にあります。従来のようにFRP複合容器の処理を一般的な廃棄物処理業者に任せ、廃棄したというマニフェストを取得するという流れは過去のものとなりつつあります。FRP複合容器の廃棄処理に関する専門知見を活用しながら、適切に処理する取り組みが必須の時代です。

上述の背景も踏まえ、当社ではFRP廃棄物処理事業において、FRP複合容器廃棄処理への対応を強化しました。従来の当社協力廃棄物処理企業との協業による徹底分別に加え、FRP複合容器の外装材がGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)の場合、当社工場で分別が可能な処理工程を新たに開発したことで、処理費用の抑制に成功しました。当社の培ってきた技術的ノウハウと協力体制によって、FRP複合容器の適切な廃棄処理を行ってまいります。

FRP複合容器の不法投棄を無くし、持続可能な地球環境の実現への取り組みとして、当社は本事業を推進してまいります。

 

※ FRP廃棄物処理事業の開始(2019年4月1日: PRESS RELEASE 004)