新技術レポートを公開いたしました~技術資料 ENG-REPORT-017
当社R&DセンターHPにて新技術レポート「角R加工に用いる治具の形状検査結果」技術資料 ENG-REPORT-017を公開しました。
2021年8月に公開した技術レポート「手加工によるFRPのR加工後の外観と精度評価」技術資料 ENG-REPORT-013の続編として、R治具を用いての外観と精度評価を技術レポートとして公開することを念頭に置いています。
今回はその際に用いるR治具を設計・製造・精度評価を技術レポートにまとめてみましたが、ポイントして4点挙げさせていただきます。
・幾何公差や基準を有する図面作成
・計測方法の工夫
・表面処理工程の検討/選定、並びにブルーレーザによる非接触計測+従来法のノギス/ダイヤルゲージ/CRゲージでの計測という二刀流
・非接触法と従来法の計測結果の比較とCV値を用いたばらつきの検証
当社ではモデル/図面作成、検査はすべて自社のR&Dセンターで実施しており、R&Dの技術評価受託の中には今回技術レポートで記載した内容も入っています。
2D並びに3D形状測定に対する本治具の設計、モデリング、図面作成も当社で実施しております。また、寸法検査は、当社保有のブルーレーザを用いた三次元形状測定とノギス/CRゲージ/ダイヤルゲージ/マイクロメーター/表面粗さ計を用いて実施しております。
冒頭にも触れましたが、技術レポート「手加工によるFRPのR加工後の外観と精度評価」技術資料 ENG-REPORT-013の続編として、R治具を用いての外観と精度評価を行う予定でいます。
前回のR治具を使用しないで感覚のみで手加工を行った結果を定量的に判断した場合に到底納得がいく結果ではありませんでしたので、今回はこの高精度なR治具を用いた手加工にてどれだけ機械加工等の精度に近づけるのかを検証してみたいと考えています。
現在FRP研究開発に関わっている方々、今後FRP材料をご使用になる予定の方々には是非一読していただけると幸いです。
「角R加工に用いる治具の形状検査結果」について詳しくはこちら。