新技術レポートを公開いたしました~技術資料 ENG-REPORT-014
当社R&DセンターHPにて新技術レポート「FRP円柱成形体の形状計測と非破壊検査による内部欠陥評価」技術資料 ENG-REPORT-014を公開しました。
今回の技術レポートでは外面を型面(平滑面)とし、内部も中空でなくマトリックス樹脂とガラス繊維が行き届いている円柱を製作して形状検査・非破壊検査を行ってみました。
FRPをご存知の方なら通常はFW法や割れ型をと考えますが、その方法では円柱(パイプ)内部全域にFRPを充填することは不可能であるので塩ビ管を利用してテーパーもなく垂直な円柱を製作できました。
当社ではモデル/図面作成、検査はすべて自社のR&Dセンターで実施しており、R&Dの技術評価受託の中には今回技術レポートで記載した内容も入っています。
円柱成形体の形状検査は、当社保有のブルーレーザを用いた三次元形状測定とノギス/ハイトゲージを用いて実施しております。また、円柱成形体の非破壊検査は、当社保有のX線CTを用いた空洞検出解析を行いました。
当社では以前の例としてφ3000mmで厚み40mmのフランジ製作を依頼された際など追加工では困難な製品に対して上述した方法をアレンジして行う事もあり、常に常識にとらわれない新しい工法などを模索し続けています。
現実的に不可能と思われることでも、ご相談いただけると道が開ける可能性はあるので、お気軽にお問い合わせ下さい。
「FRP円柱成形体の形状計測と非破壊検査による内部欠陥評価」について詳しくはこちら。