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FRP製品を笑顔と共に
2024-07-05

新技術レポートを公開いたしました~技術資料 ENG-REPORT-021

当社R&DセンターHPにて新技術レポート「JIS K 5600-6-1によるFRP耐食塗料とフッ素塗料の耐薬品性比較評価 ENG-REPORT-021」を公開しました。

本技術レポートの作成に至る経緯を述べさせていただきます。

塩酸を多く使用する工場の問題点として、工場建屋内の天井や柱・梁などの鋼材が腐食することによりメンテナンス費用が膨大となることが懸念材料となります。

理由として鋼材等への塗装が要因ですが、現状ではウレタン・エポキシ塗装が主流となります。

そんな中客先より耳にすることが多くなったのが、「耐薬品用フッ素塗装」です。

当社では以前より塩酸に関しては問題が発生しやすいことや不明な点も多いことから有効な材料や塗装工法を模索して辿り着いたのが「FRP特殊塗装工法®」となり、一般的な塗料では塩酸に対して有効には至らないと考えていました。

そんな中でも「耐薬品用フッ素塗装」なら問題なく塩酸ガスに対しても有効と勧めるメーカーも多いようで、それなら試験してみようとなり当社は某メーカーの「耐薬品用フッ素塗料」を入手して、塩酸にて当社のFRP耐食塗料との相対比較のためJIS K 5600-6-1を実施いたしました。

ちなみに某メーカーもJIS K 5600-6-1に則り試験をして「耐薬品性」と謳っておりますが、実際の試験は塩酸ではなく硫酸を使用していました。

 

塩酸への数時間での浸漬で目視で分かるほどに変化があることに大変驚き、あらためて塩酸の恐ろしさに気づきました。

今後も薬液による腐食でお困りの工場や設備の長寿命化のお力になるべく日々進歩していく所存です。

 

当社では特に薬品タンク・スクラバーは新規更新せずに、長寿命化に向けた劣化診断や補修/改修により地球環境に特化した方向に向かっています。

20年、30年、40年経過したFRPタンクは長寿命化可能ですので、更新をお考えの方は是非1度ご相談ください。

お問い合わせはこちら。

 

JIS K 5600-6-1によるFRP耐食塗料とフッ素塗料の耐薬品性比較評価 ENG-REPORT-021」について詳しくはこちら。

 

※関連ページはこちらをご覧ください。

「FRP特殊塗装工法®

 

 

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