2024-05-03
FRP特殊ライニング工法~コンクリートピット
某溶融メッキ工場からの技術相談により、FRP角槽(6500×1500×1800Hmm)が複数設置のピット内が30年近く薬品により徐々に劣化して、コンクリート面に施してあったFRPライニング部は腐食していました。
このまま放置してしまうと薬品がコンクリートを冒し、地中に浸透する事を懸念されFRP特殊ライニング工法を選んでいただきました。
FRP特殊ライニング工法はコンクリートやゴムライングに直接FRPライニングを施せない場合に有効で、槽の中にさらに新しい槽を設ける工法です。
今回の工事ではFRP角槽2基分(9000×4000mm)設置ピット内を行いました。
施工前
施工前 FRP割れ
施工前 FRP下地コンクリート槽割れ
施工前 メッキによる残骸
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腐食FRP部撤去後コンクリート補修
下地調整(ケレン等)
メッキによる残骸箇所撤去後
完成
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第六回 : FRPによる鋼鉄槽の長寿命化に効果がある各種ライニング仕様並びに一般的な補修・改修と当社独自のFRP特殊ライニング工法
第八回 : 劣化した FRP槽 改修 /補修を目的としたFRP適用法 1 FRP槽劣化に対する対応の方向性
第十回 : FRP槽改修/補修を目的としたFRP適用法3 改修案・補修案提示
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