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FRP製品を笑顔と共に
2023-11-10

新技術レポートを公開いたしました~技術資料 ENG-REPORT-019

当社R&DセンターHPにて新技術レポート「難燃性材料を用いたFRPの表面燃焼試験法/JIS A1321による評価」技術資料 ENG-REPORT-019を公開しました。

FRPに長年携わっていてよく耳にするのはFRP製造工場での火災ですが、原因としては溶剤系の取り扱いミスによる引火が多く挙げられます。

やはり主原料が石油類なので一度引火してしまうと全焼となるケースもあります。

一般的にFRP難燃性とは使用するマトリックス樹脂がUL94燃焼試験等をクリアしている場合が多いですが、例えば新材料を建築構造物に用いるには、建築基準法第20条に基づく構造材としての材料特性を主とした認定があります。外壁や内装に用いるには、同法施行令第108条の2で指定された、不燃性能及びその技術的基準を満たす必要があります。

そこで自社で建築構造物や、当該構造物向けの補修材での適用を想定した難燃性能を有すると期待されるFRP材料を開発しました。当社では、この材料の難燃性を公的な指標で示すためJIS

A1321表層難燃性評価を行いました。

結果は難燃2級、3級とも要件未達となりましたが、材料改良の方向性を見出す一助になったと認識いています。

 

当社ではノンスチレン樹脂や難燃製樹脂を使用して日々研究開発を行い、作業者やFRP製品を扱う方々の被害を減らすことを念頭に邁進しております。今後難燃製FRPをご使用になる予定の方々には是非一読していただけると幸いです。

 

「難燃性材料を用いたFRPの表面燃焼試験法/JIS A1321による評価」について詳しくはこちら。

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