R&Dセンター メールマガジン配信
この度、FRPカジR&Dセンターの新たな取り組みとして、メールマガジンの配信をさせていただくこととなりました。
メルマガ担当のFRPカジR&Dセンター磯崎と申します。
私は今まで金属がメインの設計に携わっており、CADでの図面作成を行っていました。
FRPカジに入社し、初めてGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)という材料を知りました。素材から材料を作ること、図面の描き方等、何から何まで金属とあまりにも違うことが多く、驚くことが多かったです。
R&Dセンターでは、GFRP成形品の製造を行う本社と連携して技術評価受託と技術相談でお客様の技術的課題解決に向けたサポート行っています。幅広い窓口であるがゆえ、どういった対応(サポート)ができるのか伝わりにくいと感じています。もっと皆様に技術評価受託を活用していただき、課題解決の一助となりたい気持ちからメルマガタイトルは「技術評価受託の活用法と解説」としました。
毎月1回 15日(土日祝日は発行日が前後します)に発行を予定していますので、是非ご覧ください。
<購読URL>
購読をご希望の場合は下記バナーからお願いします。
<メルマガ掲載の一例>
株式会社 FRPカジR&Dセンター メールマガジン
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◇◇ 技術評価受託の活用法と解説 ◇◇
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2023年10月15日
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┃ 第一回:ハイトゲージ+Autodesk Fusion 360-円柱を描く
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※このメールマガジンは名刺交換・Eメールでのやりとりをさせていただいた方、並びに送付を同意された方のみにお送りしています。
ご不要の場合は、このメールの末尾にて、読者登録変更・解除が可能です。
<目次> ─────────────
・R&D所有設備紹介+動画
・モデリング技術+動画
・お知らせ
・編集後記
<R&D所有設備紹介+動画> ─────────────
・今回の紹介する設備仕様
ハイトゲージ HD-60AX(ミツトヨ)
・ハイトゲージとは何か
ハイトゲージは、定盤(ベース基準面)に置いた測定物の高さを精密に計測することに特化した測定器具です。また、測定物に直接触れる部分はスクライバといい、日本語で罫書針という意味です。名前の通り、加工や計測時の目安となる水平な罫書き線を入れることにも使われます。
定盤(ベース基準面)にスクライバを密着させて0測定を行います。測定物にスクライバを当て、測定します。
これを絶対測定といいます。また、基準となる測定物に対してスクライバを当て、0設定を行います。比較したい測定物を測定することで基準となる測定物との差が表示されます。これを比較測定といいます。
・実際の使用例・活用法
一例として、高さのあるGFRP成形体とハイトゲージを定盤の上に置きます。上記の通り定盤表面を0点とした後、ハイトゲージのスクライバでGFRP表面に接触させることで、この成形体の高さを高精度で計測することが可能です。また、均一平面を有するGFRP成形体を定盤の上に置き、スクライバの代わりにダイヤルゲージを先端に装着します。この状態で、定盤上のハイトゲージを動かすことでダイヤルゲージの数値変動を記録することで、平面度や平行度といった幾何寸法を計測することもできます。
・ R&D所有設備動画(画像)のURL
<モデリング技術+動画> ─────────────
・モデリング作業のコツ
Autodesk Fusion 360-円柱を描く
Fusion 360は学生であればライセンスを無償利用可能で、個人使用でも値段がとても安価なCADです。操作はSolidWorksに似ており、三次元空間のXYZ軸を基準として立体的に形状を作成します。
1.まずはソリッド-スケッチにて、XYZ軸のどれかの基準面を選択します。
2.サーフェスコマンドを選択して、任意の位置をクリックして円を描きます。
3.寸法コマンドを選択して、描いた円の直径をクリックすると寸法を定義できます。
4.ソリッド-押し出しを選択し、描いた円をクリックすると押し出しする矢印方向が表示されます。
5.押し出しする矢印方向をクリックして任意の位置まで伸ばしたり、コマンドウィンドウ(動画ではコマンドウィンドウは表示されていません)から寸法を定義することで厚みができます。
・本モデリング技術の応用例
押し出した際に、矢印の上の丸い点を動かす(角度を変える)ことで円錐形状にもなります。
・上記の概要に該当する動画のURL
<お知らせ> ─────────────
・2023年9月1日 「FRPカジYou Tubeチャンネル100本目アップロード」
FRPカジの公式チャンネルにアップされた動画が100本目となりました。詳細は以下のURLをご覧ください。