FRP特殊塗装工法®に関するページ開設のお知らせ
コロナ禍による工場稼働率低下に伴い、その空いた時間を使って工場内保全を目的に、主力設備から付帯設備に至るまで点検を行う企業が多くなってきていると感じています。
そのような企業の中で、塩酸、硝酸、フッ酸のような酸を扱う表面処理を生業とする企業からは、自社工場における想定以上の腐蝕劣化の事実に直面し、
「設備を大幅に入れ替えることなく、硝酸ガスや塩酸ガスの環境に耐える塗装を使った対応はできないのか」
ということを感じている方の増加によって、耐蝕塗装に関する問い合わせが増えてきています。
このようなニーズにお応えできる当社の塗装工法技術として、FRP特殊塗装工法®があります。当該工法は、当社がFRPを用いた耐蝕製品の設計、成形、加工という長年の経験で蓄積されてきた「材料と腐食環境に関する知見」を土台とし、薬液槽や付帯設備の補修、改修対応という経験を通じて生み出されたGFRPと耐蝕性樹脂を組み合わせた塗装工法です。
この度、上記のFRP特殊塗装工法®の概要に関するページを開設しました。
メッキ・表面処理工場での腐蝕は様々な問題につながります。硝酸や塩酸が蒸発して発生したガスにより、工場に付帯する設備の腐食が進行して表層の塗装片が落下してラインに混入することがあります。さらに腐食が進行すると柱・梁・ホイストクレーンなどの母材が強度、剛性を失い倒壊や落下する事故も起きています。
主な要因は塗装等のメンテナンスの遅延ですが、腐食を防ぐために使用されるエポキシ等の「塗料の耐蝕性」にも問題があるケースが多いといえます。耐久性として一般的に考えられている
「エポキシ塗料10年、フッ素塗料15年」
とは耐蝕性ではなく対候性の事であり、酸等の外的環境以外の要因による腐食は想定されていないのです。
当社のFRP特殊塗装工法®はGFRPと耐蝕性樹脂の機能を融合することで、優れた耐蝕性を実現しています。当該工法のコンセプト等については「FRP特殊塗装工法®の概要に関するページ」をご覧ください。
酸にさらされる過酷な環境にある自社工場設備の寿命延長などの対策を検討されている方は、お問い合わせください。
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