塩酸貯蔵タンクの天井部崩壊の事例
FRP製塩酸貯蔵タンクの改修/補修
FRPを用いた耐食タンクのうち、内容液が揮発性の極めて高い塩酸である場合は、特に注意が必要です。FRP製塩酸貯蔵タンクでは「円筒槽天井部崩壊」という事象が複数報告されており、その主原因は塩化水素を主成分とした塩酸蒸気による腐食であることが研究で明らかとなっています。
厚生労働省によると、FRP製塩酸貯蔵タンクに関連するものだけで、平成14年から23年の10年間で5名死亡の労働災害が認知されており、これらの死亡事例はすべて「円筒槽天井部崩壊」によるものです。
当社では、FRP製塩酸貯蔵タンクの劣化傾向を踏まえ、FRP製品設計・製造で30年以上の経験を有する技術者の専門的かつ客観的知見をもとに、新規更新ではなく今ある設備を生かしながら長寿命化を目指す補修・改修に対応しています。

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ご依頼までのステップ
Step 1
お問い合わせページよりご連絡ください。
Step 2
劣化診断に向け、状況確認と診断概要のご説明を行い、必要に応じて現場確認のうえ依頼書を作成します。
Step 3
依頼書に基づき、劣化診断箇所と診断方法の見積金額を提示します。
Step 4
現場にて劣化診断を実施し、結果を記載した「FRPタンク 劣化診断 検査成績書」を提出します。
Step 5
改修・補修が必要と判断された箇所について、施工をご希望の場合は依頼書を作成し、見積金額を提示します。
Step 6
現場にて改修・補修施工を実施し、施工結果を記載した検査成績書を提出します。
FRP製塩酸貯蔵タンクの劣化診断法
診断・検査は、JIS K7012 ガラス繊維強化プラスチック製耐食貯槽に基づいて行います。
※ 塩酸以外のタンクは、③以降の項目を中心に実施します。
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天井部の硬度・膜厚診断
槽設置から5年以上経過している場合、または目視・触診などで危険性があると判断した場合は、足場を確保したうえで診断を行います。
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側板の硬度・膜厚診断
槽の運転時液位より上の側板を対象に、硬度と膜厚を確認します。
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内面・外面の目視検査
割れ、クラック、ひび割れ、剥離などの有無を確認します。
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膜厚検査
設計図面と比較しながら、必要な膜厚が確保されているかを確認します。
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硬度検査
③、④の確認結果から、劣化や損傷が認められた箇所について硬度検査を行います。
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ブラケット交換検査(耐震補強)
- 既存ブラケットを目視・触診し、オーバーレイ部の浮きなど劣化の程度を確認します。
- 数量や形状など、設計上の問題がないかも確認します。
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検査成績書の作成・提出
劣化診断の結果を整理し、検査成績書として提出します。
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必要箇所の補修・改修
劣化や腐食が進行している箇所について、補修、内面ライニング、部品交換などを行います。
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施工結果報告書の作成・提出
施工後の内容を整理し、結果を記載した報告書を提出します。
施工例

FRP製塩酸貯蔵タンクの改修・補修に関するご相談はお問い合わせください。
