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FRP製品を笑顔と共に

第二十五回:FRP製品の真実~50年前に製作したFRP製品特性評価を開始した背景

株式会社 FRPカジ メールマガジン

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┏┏┏┏ ハンドレイアップGFRPの真実

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2023年5月8日

 

第二十五回:FRP製品の真実~50年前に製作したFRP製品特性評価を開始した背景

 

 

<目次> ━━━━━━━━━━━━━━━━

 

・FRP製品の真実~50年前に製作したFRP製品特性評価を開始した背景

 

 

<FRP製品の真実~50年前に製作したFRP製品特性評価を開始した背景>

 

 

前回までのメルマガではFRP製品製造工場の真実~特別有機溶剤スチレン使用の環境作りについてご紹介しました。

 

今回のメルマガではFRP製品の真実~50年前のFRP製品として、当社の前身企業が1970年代初頭に製造したFRP製品に対する社内評価によって明らかとなった事について、複数回に分けてご紹介します。

 

 

2022年1月に当社R&Dセンターにより公開した、

「50年屋外曝露されたFRPの特性評価」技術資料_ENG-REPORT-015を基に進めて行きます。

 

 

【当該技術レポートを作成する背景】

 

2021年に本社工場周りの清掃を行っていると、

敷地から少し離れた場所に何かの屋根のようなFRP製品が草むらより発見されました。

50年前GFRP

 

本社工場は前身のFRP製造企業時代である1970年頃より操業していた事は知っていました。

そのため当時の事を詳しく分かる方に発見されたFRP製品は何かを尋ねてみたところ、

1970年創業当初に製造を行っていたゴルフカートの屋根部と分かりました。

GFRPゴルフカート

廃材として簡単に人力でも折り曲げる事が可能と思われていましたが、

実際に触ってみると現在新規に製造するFRP製品に近い物性が担保されている事に気づき、

約50年間屋外で曝露されたFRP(ガラス繊維/不飽和ポリエステル)に関する特性の評価を行うことを即決しました。

 

長期間屋外曝露されたFRPの材料特性を理解することは、

 

「50年後のFRP製品や既存のFRP製品の長寿命化」

 

に関する技術的、かつ客観的判断に役立つと考えたためです。

 

実際にFRPが長期にわたって曝露環境に置かれた場合、

FRPの特性がどのように変化するのかについてはわかっていないことが多く、

自社の知見にとどまらず社外においても大変有意義な情報であると考えます。

 

 

今号では約50年間屋外で曝露されたFRP(ガラス繊維/不飽和ポリエステル)に関する特性の評価を行う事になるまでの背景をご紹介しました。

 

 

次号メルマガでは、FRP製品の真実~50年前に製作したFRP製品特性評価法について取り上げたいと思います。

 

 

 

FRPを取り扱っている方や今後取り扱いたい方にとっての一助となれば幸いです。