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第二十三回:FRP製品製造工場の真実~特別有機溶剤スチレンの取り扱い方法

株式会社 FRPカジ メールマガジン

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┏┏┏┏ ハンドレイアップGFRPの真実

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2023年3月1日

 

第二十三回:FRP製品製造工場の真実~特別有機溶剤スチレンの取り扱い方法

 

 

<目次> ━━━━━━━━━━━━━━━━

 

・FRP製品製造工場の真実~特別有機溶剤スチレンの取り扱い方法

 

 

<FRP製品製造工場の真実~特別有機溶剤スチレンの取り扱い方法>

 

 

前回までのメルマガではFRP製品製造工場の真実~特別有機溶剤スチレンについてご紹介しました。

 

今回のメルマガではFRP製品製造工場の真実として、当社が脱スチレンに向かう事になった経緯についてご紹介します。

 

 

【脱スチレンに向かう事になった経緯】

 

当社が特別有機溶剤という単語と向き合うきっかけは労働基準監督署による立ち入り調査でした。

 

当社はGFRPの成形加工を主事業として展開していますが、

昨今のSDG’sをはじめとした環境意識の高まりを受け、

GFRPの廃棄物処理事業 を展開しています。

 

当該事業推進においては複数素材で構成されることの多いGFRPを分別する必要もある等の理由から、当社は解体工事業登録をしています。

本事業登録を受けていたことから石綿事前調査結果報告システムに当社の企業情報が登録されており、

その結果として労働基準監督署からの立ち入り調査を受けることになりました。

 

GFRP成形加工を生業とする一方、解体工事業登録をしていたという偶然が特別有機溶剤を認識するきっかけになったとも言えます。

 

 

【スチレン使用と対応の不備に対する指摘】

 

労働基準監督署の方による立ち入り調査で、

当社工場で使用するGFRPマトリックス樹脂にスチレンが含有されていることについて確認が行われました。

そこで、スチレンは特別有機溶剤の一種であり、必要な対応が複数あることがわかりました。

 

厚生労働省の情報によりますと、特別有機溶剤には大きく分けて以下のような対応が必要だと述べられています。

 

・作業主任者の専任

・蒸気の発散源対策

・作業環境測定

・特殊健康診断

これらに基づき、

 

・局所排気設備の設置運用と管理

・保護具の使用

・作業記録作成

・作業環境測定

・有機溶剤健康診断受診

・有機溶剤主任者の設定

 

について当社の対応不備や不十分さを指摘されました。

 

これらの指摘が、当社がスチレンに依存せず、脱スチレンの必要性を認識するきっかけになったといえます。

 

次号メルマガでは、FRP製品製造工場の真実~特別有機溶剤スチレン使用の環境作りとして、様々な指摘対して、当社がどのような対応をしたかについて取り上げたいと思います。

 

 

FRPを取り扱っている方や今後取り扱いたい方にとっての一助となれば幸いです。