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FRP製品を笑顔と共に

FRP製塩酸貯蔵タンクの 改修/補修事業ページ開設(発行日:2020年3月12日 PRESS RELEASE 007) 

「FRP製塩酸貯蔵タンクの 改修/補修事業ページ開設」に関するpdf資料はこちら。

 

株式会社FRPカジはFRP製塩酸貯蔵タンクの改修/補修事業ページの開設をしました

株式会社FRPカジ(神奈川県足柄上郡山北町 代表取締役:梶山 礼子 以下、「当社」)は、「FRP製品を笑顔と共に」というスローガンのもと、高い専門性に基づき、新規更新だけではなくFRP(Fiber Reinforced Plastics: 繊維強化プラスチック)を活用することで、設備の長寿命化を目的とした改修/補修のサービスを展開しております。

本事業において、その劣化メカニズムが一般的な薬品と異なる「塩酸貯蔵タンク」について、最適な補修/改修サービスを提供すべく、「FRP製塩酸貯蔵タンクの改修/補修」に特化したページを開設いたしました。

劣化メカニズムに特徴のあるFRP製塩酸貯蔵タンク

FRPは金属と比較し、酸を中心とした酸化性薬品に対する高い耐腐食性を示すため、薬品の貯蔵タンクの材料として積極的に用いられてきています。これらのFRP製のタンクは耐薬品性の高い材料を用いているとはいえ、定期的な保守、点検は不可欠です。当社はこのような保守点検を、劣化診断とその結果に応じた改修/補修施工を行っております。

残念ながらFRP製の薬品貯蔵タンクの保守点検時に死亡事故が複数報告されており、特に貯蔵されている薬品が塩酸の場合、これらの死亡事故が、

「人が天井部に乗ったことによる円筒槽天井部崩壊が主原因」

ということがわかっています。これは揮発性の高い塩酸が揮発したことにより、接液部よりも天井部の劣化が進行するという特徴的な劣化メカニズムが技術的な背景であることが、大学の研究結果として報告されています。

そこで、当社では作業者の安全を確保しながら、塩酸蒸気で劣化が進行していると考えられる、液面よりも上部の天井部を中心とした劣化診断に重点を置くという「FRP製塩酸貯蔵タンクに特化した劣化診断」事業を開始し、当該タンクの改修/補修サービスを合わせて展開してまいります。

当社はFRP製塩酸貯蔵タンクの適切な保守点検業務に引き続き取り組んでまいります。